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五号橋・・・リストラ


五号橋・・・リストラ



この橋を渡るとき僕は、未来を見ていただろうか

輝く夢があっただろうか

橋の下を流れる澱んだ水のように

今日の事だけに追われ

夢を失くしていっただけのようなきがする。

そしてあのときの仲間は僕の知らない内に好むと好まざるとに関わらず

皆自分の道を歩きだし去っていった。

そしてその中に僕もいた。



楽しいことよりつらい事が多かった仕事

それが生きがいだと勘違いして頑張ってた。

皆どこか道を間違ってた事も気づかずに



ここを去ったあの日から時が経ち

もう一度この橋を渡る事なんか考えもしなかった

今こうしてこの橋を渡る

川の水、思ったより澄んで

忘れてた思い出が胸に迫り心を熱くさせるよ。

通り過ぎるダンプもあの時と同じ大気の汚れも

風のささやきも同じ

工場はそこにあり


だけど僕の知らない人たちがそこで働いてる。

そして僕は、ここに・・・



時は流れ、僕は少しだけ年をとり一緒に働いた皆はどこかに去った。

何故だろう、何が間違っていたんだろう。

ここに来て、熱い思いが流れてくると

仕事に追われ夢をなくしまた、同じ道に向かおう

としてる僕が、まるで映画のように見えてくる。

場所は変ろうとあのころと同じ。

もう残されてる人生も昔ほどはないにも関わらず。



一緒に働いた人の声が聞こえてくる。

議論したり、笑い会ったり、泣いていたり

そこにはもういないはずなのを十分しってるはずなのに

似た人をみると確かめたくて振り返ってしまった。

無理を承知で要求してくる客の顔や、得意満面に業務内容を

説明していた客、わかった顔で聞いていた僕。


このままこの会社に定年までいると思ってた。

でも違った。



最初にこの橋を渡ったのは、

ジャジャぶりの雨のなか

びしょ濡れになったスーツ

誰もいない仕事場

しかたなく僕は、総務へ

一連の実のない説明後

仕事が始まった。

わけのわからない毎日

やがて会議

外の部署から来たとの冷たい視線

何もかも暗く陰気な日々

ジャジャ振りの雨は心の中でいつまでも続いてた。



少し経つと知り合いも少し出来た。

でも染まれない心

わかり合おうとしない意識
雨は絶えず降っていた。

最初この工場に来たときのように



それでも多くの事があり

やがて僕も、同僚も心は染まっていった。



仕事は、順調流れ納期遅れもなくなった。

仲間も出来何の問題もないと思えてた



だけど仕事が無くなっていった。

売り上げが減り利益が上げられなくなると

本社から、リストラ部長が送り込まれてきた

仕事を取りにいかない部長

ただただ売り上げの統計をつくり嘆いていた。



人の心は離れ誰も統制がきかなくなったとき

会社がなくなった。



この橋を渡るとき僕は、未来を見ていただろうか

輝く夢があっただろうか

橋の下を流れる澱んだ水のように

今日の事だけに追われ

夢を失くしていっただけのようなきがする。

あんなに悩んだり苦しんだりしたのに



この橋をわたって

忘れてたものを取り戻すことは出来るのだろうか?

熱い思いだけで終わるんじゃないのか



今も一緒に働いた人の声が聞こえてくる。

議論したり、笑い会ったり、泣いていたり

そこにはもういないはずなのを十分しってるはずなのに

似た人をみると確かめたくて振り返ってしまった。

無理を承知で要求してくる客の顔や、得意満面に業務内容を

説明していた客、わかった顔で聞いていた僕。

このままこの会社に定年までいると思ってた。

でも違った。



積み上げられた名詞、僕はこの人たちと何を話し

何をしたんだろう。

ジャジャ振りの五号橋を渡ったときから



振り返ればあの時の工場

通り過ぎるダンプもあの時と同じ大気の汚れも

風のささやきも同じ

工場はそこにある。




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プロフィール

エリーママ

Author:エリーママ
バーニーズのエリーと14年
2012年4月から元保護バーニースのソアラと1年半暮らしました。
2014年7月から愛護団体より譲渡されたバーニーズのミニーと生活しています。

どうぶつがすこやかに生活できるよう身近なことから活動中、大阪府動物愛護推進員

長女はダンサーのな~ 現在ドイツのバレエ団(Mecklenburgisches Staatstheater)で踊っています。


定年退職したウジラパパと二人で木、紙、布で動物モチーフにした作品を作成して
「ローラの森」でわんこイベントや手づくり市等で販売しています。
ミニーは良き看板犬になるため、只今修業中です。

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